【ゴルフ脳を鍛えよう】vol.2

【その⑪】インパクトでは、腕に力を入れないとボールが飛ばないと思っている人

「よく脱力スイングって言うけど、インパクトでは手に力を入れなきゃ飛ぶわけないよ」「ボールに当たる時は抵抗も受けるし、手に力を入れておかないとクラブが負けるでしょ」
レッスンをしていると、よく聞かれる話です。
 確かに、ある程度の力は必要でしょう。でも、意識的に腕に渾身の力を込めるというのはお薦めできません。
 私の経験上、一流のアスリートでもない限り、腕力をスピードに変えられる人は100人に1人か2人です。

 多くの人は、腕(手)に力を込めると逆にヘッドが走りにくくなるからです。関節が柔らかく使えなくなり、腕は棒のようになります。「腕はムチのように使う」とよく言いますが、ムチは無理でも、せめてヌンチャクのように使いたいものです。硬直した腕は、クラブの動きにブレーキをかけてしまうのです。
 飛ばしたいからと力を込めることで、クラブの動きを妨害し、飛ばすための条件であるヘッドスピードが落ちるなんて皮肉なことです。

 ボールに当たる抵抗については、心配しなくても大丈夫です。ボールはニワトリの卵より軽いのです。鉛の玉を飛ばすわけではないのです。ボールより重たいクラブが秒速30~40mのスピードで振り下ろされてくるのです。ボールに弾き返されることはありません。
 仮に感情のないスイングロボットがいたとしたら、ボールを打つ時と素振りは全く同じスイングでしょう。
 人間には不可能に近いですが、おそらくインパクトの究極の理想は、素振りのように通過点でとらえることです。
 皆さんも経験があるはずです。素晴らしいショットが打てた時は、驚くほど腕に無駄な力が入っていないことを!

<レッスンプロの心の声>
女子プロのスイングを見ましょう。腕力ではなさそうですね
(・・・つづく)